黒目川を歩いていたとき東久留米市が朝霞市に接するあたりで川が合流。これが落合川。この川も水量も豊かな美しい川であった。あれこれ調べてみると、湧水でまかなわれている川である、とか。いくつかの湧水点をもち、自然豊かな流れが楽しめそう、ということで落合川の源流を巡って歩くことに。
今回からは強力な散歩ツールが登場。携帯電話にあるNAVIウォークって機能。行きたいところに音声でガイドしてくれる。いままで1年以上、NAVIウォークの無料メニューで
ある「GPS・現在地確認」だけを使っていたのだが、今回、月額315円の有料メニューを申し込む。テストもかねて、大体のルートを決め、目的地を事前に登録。その地に向かって音声ガイドに従って歩くことに。登録地は「北原公園」「白山公園」「多門寺」「向山緑地」「竹林公園入口」。前回歩けなかった黒目川の支流や湧水点を確認し、落合川の源流に向かう、という段取り、とした。本日のルート;西武多摩湖線・萩山駅>西武拝島線・池袋線平走箇所>小平霊園東口>霊園内・さいかち窪>小平霊園北口>柳窪緑地地域・天神社>天神橋>北原公園>東久留米十小学校>新山通り>にいやま親水公園>新所沢街道・西団地前>新所沢街道>白山公園>新所沢街道>氷川神社>都大橋>西妻川・黒目川合流点>所沢街道>新小金井街道>前沢交差点>小金井街道>八幡町・落合川との交差点>落合川筋>氷川神社>南沢緑地保全公園>向山緑地公園・立野川源流点>氷川神社>落合川筋>毘沙門橋>多門寺>立野川・笠松橋>自由学園>西武新宿線交差>立野川筋>落合橋>黒目川との合流>西武池袋線・東久留米駅
西武多摩湖線萩山駅
自宅を離れ、京王井の頭線で吉祥寺。JRに乗り換え中央線で国分寺。西武多摩湖線に乗り換え萩山駅に。萩山駅から小平霊園。携帯には事前に登録はしていなかったので、携帯での地図上で目的地を霊園入口あたりに決め音声ガイドスタート。西武新宿線と西武拝島線が分岐するあたりを越え、霊園入口に。特に問題もなく目的地に案内してくれた。
小平霊園「さいかち窪」
小 平霊園に来たのは、通り道ということもあるが、霊園内にある黒目川の源流点「さいかち窪」をもう一度見ておこう、と思った次第。霊園内を歩き、北口近くの雑木林の中に分け入る。前回歩いた、いかにも川床といった窪みを歩く。先回見落とした、排水溝をチェック。相変わらず水はなかった。
霊園・北口を離れ、新青梅街道に。黒目川の川筋を確認。相変わらずごく僅かな水が流れている、だけ。排水といった程度のもの。北に進み再度、天神社に。湧水点を再度チェックするも、これまた、これといって水が滾々と湧き出ている、といった印象なし。森の中の道を天神橋のところまで下る。ここでNAVIスタート。「北原公園」にNAVIしてもらう。
北原公園
北原公園は黒目川に水を注ぐ湧水点と言われる。柳窪5-6辺り。公園というものの、調整池といったつくり。が、水はまったくなし。水路はほとんど暗渠となっているよう。どこで黒目川に合流しているのか確認すること叶わず。もっとも、天神橋から久留米西団地あたりまでは川筋を歩くことができないので、どうしたところで合流点は確認できない、かと。
白山公園
北原 公園から次の目的地・白山公園に向かう。NAVIのガイドに従って道を進む。下里3丁目あたりを進み、公園に。結構大きな公園。公園というか、これも調整池といった雰囲気。このあたり調整池が目に付く。湧水点を探す。公園は南北ふたつの公園に別れている。湧水点は北側の公園の端の湿地からごく僅か湧き出していた。これが黒目川の支流・西妻川の源流点。
公園を離れ新所沢街道から流れをチェック。僅かな流れが見える。川筋を歩くことはできそうにない。新小金井街道を北に。西妻川が交差する。先に進み所沢街道との交差点。所沢街道を東に折れ進む。ふたたび西妻川が交差。川は北に流れ、都大橋の下流で黒目川と合流する。
西妻川筋から離れ、落合川に向かう。所沢街道を東に進み前沢交差点で小金井街道と交差。交差点を北に折れる。しばらくすすむと川筋と交差。これが落合川。それほど水量か多くない。湧水点は、小金井街道の西、八幡町2丁目。最初、地図でチェックした時には、白山公園の直ぐ近くでもあり、白山公園が落合川の源流かとも思っていたのだが、どうもそうではないよう。住宅地の草むらに僅かに水が湧きでている、とか。(「この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第275号)」)
氷川神社の森
落合川の川筋に沿って東に折れる。しばらくは川筋を歩けたり、あるけなかったり。河川工事が行われている。旧川筋と新川筋が分かれたところもある。「湧水公園」といった場所もあった。
氷川神社
更に下ると氷川神社の森が見えてくる。そのあたりは、自然の流れを活かした河川整備がおこなわれている、よう。コンクリートの護岸がないだけで、結構心和む。氷川神社におまいり。「南沢緑地保全地域」に鎮座し、境内の東西を落合川の本流と支流に囲まれた高台にある。近くから土器なども出土するということだから、古くから人が住みついていた場所で、あろう。
更に下ると氷川神社の森が見えてくる。そのあたりは、自然の流れを活かした河川整備がおこなわれている、よう。コンクリートの護岸がないだけで、結構心和む。氷川神社におまいり。「南沢緑地保全地域」に鎮座し、境内の東西を落合川の本流と支流に囲まれた高台にある。近くから土器なども出土するということだから、古くから人が住みついていた場所で、あろう。
緑地の中に湧水点
神社鳥居の先に川筋。これが落合川の支流。南沢浄水場あたりから流れ出る湧水である。極めて美しい。水量も多く、いかにも美しい水。川に沿った緑地の中に「東京名湧水」の案内。緑地の中に道があり湧水点まで続いている。ごく僅かな湧水が見られた。中に入ることはできなかったが、南沢浄水場あたりで湧き出る水は1日1万トン、と案内に書いてあった。いかにも湧水の里、といった場所である。
何ゆえ、この落合川あたりに湧水が多いのか、ということであるが、地下水を貯める砂礫層(武蔵野砂礫層)の上端が落合川に沿うようにあり、かつまた、黒目川とか落合川の南に分布する粘土層が落合川流域には、ない。つまりは、地表から浸透した地下水は粘土層を避け、落合川流域の砂礫層に十分に溜まり、その水が湧き出ている、ということ、らしい。
xそのためか、湧水は湧水点ばかりではなく、川床からも湧き出ている、と。その比率は半々、ということ、らしい。ちなみに南沢浄水場では地下300mの水源からポンプで汲み上げている、とか。
向山緑地公園
次の目的地は向山緑地公園。氷川神社の南。台地になっており、ぐるっと迂回して台地の南から回りこむ。野趣豊かな公園。自然のまま、といった雰囲気。
川筋を探すと、崖下に流れが見える。台地を下り、川筋に。ほとんど道なき道。極々僅か水が湧き出る場所を確認。
下るにつれ、小川っぽくなってゆく。これが落合川の支流・立野川。住宅街を崖線に沿って下り、自由学園の内をとおり、西武池袋線を越え、新落合橋のあたりで落合川に合流する。
多門寺
向山緑地公園を離れ、氷川神社のところに戻る。落合川にかかる毘沙門橋の袂に多門寺。鎌倉時代に開山。江戸時代につくられた山門が美しい。それにしても、多門寺という名前のお寺って、結構雰囲気のいいお寺が多い。中でも墨田区5丁目の多門寺が最も、いい。
竹林公園
落合川筋を「竹林公園」に向かって歩く。川筋の崖上に続く竹林を越えたあたりを南に下る。この崖線沿いの竹林は目的の公園ではなかった。道を進み、「竹林公園入口」を東に入る。ここも落合川の湧水地のひとつ。この竹林は新東京百景に選ばれている。公園内で湧水点は確認できず。台地を下る。北からの小さい水路を確認。水路に沿って歩く。西武池袋線の手前で黒目川と合流。
立野川を落合川との合流点まで歩く
さて、本日の予定終了としようか、とは思いながらも、どうせのことなら、先ほど向山緑地公園から流れる立野川を落合川との合流点まで歩いてみよう、ということに。NAVIで向山緑地公園の東、川筋が地図に確認できるところをチェックし、音声ガイドに従って歩く。
自由学園
川筋がはじまるところは住宅街の真ん中。先ほど確認した湧水点から台地下を流れてきているのだろう。川筋に沿って下る、とはいうものの、川筋に道はない。川筋をつかず離れず進む。まっこと、崖下に沿って流れている。たわむれに、台地上に廻ってみたが、直ぐに下りることもできず、といった按配でもあった。なんとか坂道を見つけ下る。
川筋は自由学園の敷地内に入る。学園脇を進むと西武池袋線。袋小路。NAVIで線路を越えて現れる川筋をチェックし、道を探してもらう。これは結構便利。
西武池袋線・東久留米
西武池袋線を越え、再び川筋近くまで。相変わらず川筋は歩けない。しばらく歩くと浅間神社。ちょっとおまいり。川筋はここで西に向かい、新落合橋の直ぐ下で落合川に合流する。あとは、落合川と黒目川の合流点まで進み、本日の予定終了。西武池袋線・東久留米に向かい、家路を急ぐ。
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