
入渓地点はバス停から林道を40分程度歩かなければならないのだが、入渓地点直ぐにある「大滝」は別格として、難しそうな滝もなく、沢に沿って馬頭刈尾根への登山道が続いておりエスケープも簡単そう。唯一のややこしそうなことは、入渓地点付近で幾つかの沢が合流しており、本流から迷いそう、といったことくらいである。
で、結果は予想通り。入渓早々に枝沢に迷い込み、途中で引き返す。滝は難しいものは何もなく、苔むした美しい渓谷で一日沢登り、というか水遊びを楽しんだ。
同行者は現在、非常勤勤務の常勤役員(?)をしている某社のOさん。昨年倉沢に案内して以来、二度目の沢登りである。
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大岳鍾乳洞入口バス停:10時6分(358m)
林道を終点まで歩く:11時(標高567m)
最初地図を見た時は、大岳鍾乳洞入口バス停から大岳沢が続いているので、沢相次第では途中から入渓しようとも思ったのだが、それといった沢相でもなく、キャンプ場で水遊びを楽しむ家族の前を大層な格好で「登場」し、少々恥ずかしい想いをした裏高尾の小下沢二の舞にならず、林道最後まで歩いてよかった、と。
入渓;11時21分(標569m)
入渓早々枝沢に迷い込む
小さな滝もなく、渓流といった沢を進むが、地図で確認した左から合わさる沢がいつまでたっても登場しない。それでも、もう少し、と先に進むと沢沿いの道を家族連れが下りてきた。大滝を見物に行ったのだろうと「この先に大きな滝はありましたか?」と聞くが、「大きいといえば大きい、といった滝はあった」との返事。「大滝」といった印象ではないのだが、もう少し進むと、10m弱の滑気味の滝があった。家族が見た滝はこれだろう。どうも大滝に進んでるように思えないようだ。
撤退;11時41分(605m)
ということで、地図を確認。今回は線専用GPS 端末でがなく、iphoneの無料アプリであるYAMAP(アプリ内課金はあるようだ)のテスト使用。前もって目的の山を選択すればその周辺の山地図がダウンロードできる。今回は「大岳山」のピンをクリックし無量地図をダウンロード。こうしておけば電波の通じないところでも地図の閲覧と現在地が表示される。山地図には登山道のルートが表示され、登山・下山の標準時稀庵も記入されている。
で、YAMAPで現在地を確認。大滝のある大岳沢本流から逸れ、枝沢にはいっていた。撤退決定。幸い沢に沿って下る踏み跡があったので、沢を下ることなく二股の箇所に戻る。そこには「(左)大岳鍾乳洞 上養沢2.9km (右)大瀧0.1km 馬頭刈尾根1.7km」の標識があった。本流は左ではなく右に進まなければいけなかった。
大滝に向かう;11時47分(標高583m)
気を取り直し、大岳沢の沢登りスタート。標識に拠れば大滝までは100m。小滝の先に木橋を見ながら水線の中を進むと大滝が登場した。
大滝;11時55分(標高613m)
で、この滝はとてもではないが上れそうにない。左岸を登山道が巻く、とのことであるので、滝壺辺りから少し這い上がって登山道を探すが、見つからない。即撤退し、滝手前にある木橋を渡り、登山道を進み滝を巻くことにする。 道は滝から離れて大きく巻いていた。滝壺から這い上がらず正解であった。ぐるりと高巻きする登山道を上り切ると木の桟道があり、そこが滝上。滝の落ち口を見に沢に入り、怖々滝上からの眺めを楽しむ。
登山道の木橋
苔むした美しい渓相
大岩の先にも数段に分かれた岩を下る滝が美しい。水線中央を進んでも岩が滑ることもなく、誠に楽しむ沢を楽しめる。
二股に分かれる;13時10分7(標高745m)
木標;13時33分
下山
時間も知らず1時半に近い。2時56分のバスに乗り遅れると、4時36分までバスはない。林道からバス停まで40分、現在地から林道まで20分程度だろうか。着替えなどを考え、ここで撤収とする。 入渓点での枝沢に迷い込んだためか、遡行案内にある一応の最終地点である登山道が大岳沢に合わさる地点には到達しなかったが、美しい渓谷美を堪能でき結構満足し、登山道を林道まで戻り、本日の沢登りを終えル。
大岳沢の所感
1.初心者にお勧めの沢
初心者向けの沢では裏高尾の小下沢、南秋川の月夜見沢などが想い浮かぶが、小下沢は沢上りというより水遊び、月夜見沢も小下沢ほどではないが、それでも基本沢登り、というほどでなない。それに比べてこの沢は渓流美や巨大な岩から流れ落ちる滝、それも難しい滝はなにもないのが、いい。それなりに沢登りの雰囲気も楽しめる。
2.沢に沿って登山道があるのも安心
3.入渓点は大滝を越えた先がいいかと思う
結論から言えば、入渓点は大滝を越えた先からでもいいかと思う。入渓点から100mもすれば大滝に阻まれ、それまで面白い滝が有るわけでもないので、登山道を進み大瀧を見物し、その先から入渓すればいい。注意していたのに、それでも枝沢に入ったわけであるので、お気楽に進んでいると枝沢に迷い込む可能性は大きい、かと思う。
といったことが、大岳沢の所感である。林道を40分ほど歩くのだけが「我慢」してもらえば、はじめて沢に入る人にはお勧めである。いままで、はじめての人は倉沢に決めていたのだが、選択肢がひとつ増えた。
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