石神井川散歩の時、「馬の背」に出会った。武蔵・境緑道下を、多摩湖から東村山浄水場・境浄水場への水の「連絡」ルートである。馬の背は、低地部分に盛り土し、水が流れるようにした築堤。
また、朝霞を歩いていた時、東村山浄水場と朝霞浄水場との原水連絡管のことを知った。ふたつの浄水場を介しての多摩川と利根川の「連絡」、水系同士の「水の貸し借り」がおこなわれている、と。散歩ルート同士の「連絡・ネットワーク」があれこれつながってきた。
ということで、出かけた狭山丘陵散歩。当初、1回で廻り終えるかなどと、結構お気楽にでかけた。が、結局3回に分けての散歩となった。一回目は多摩湖周遊というか半周。正確には村山下貯水池周遊。2回目は狭山丘陵の東・八国山周遊。3回目は狭山湖周遊。正確には村山上貯水池・野山北公園・六道山・狭山湖周遊。3回かけて狭山丘陵のみどころはほぼ歩いた、ってところか。(2月 28, 2009年にブログを修正)
本日のルート:西武多摩湖線西武遊園地>氷川神社>狭山公園>多摩湖周遊道路> 狭山緑地.鹿島橋>西武多摩湖線西武遊園地
西武多摩湖線西武遊園地駅
ファーストラウンドは多摩湖・村山下貯水池周遊。西武多摩湖線西武遊園地で下車。改札を出るとそのまま遊園地の入り口に向かう。途中住宅街に抜ける。が、どうもこれは多摩湖に向かうメーンルートではないようで、歩道がない。他にルートはあるとは思うのだが、とりあえず車道の端を多摩湖岸・多摩湖下堰堤に向かう。
氷川神社
道すがら氷川神社。いやはや武蔵の地を歩いていると、至る所で氷川神社が現れる。出身地の愛媛などであまり聞いたこともなく、唯一「氷川」というキーワードで知っていることといえば、勝海舟の書『氷川清話』くらい、であった。調べてみた。氷川神社は関東一円に220社ほどある。関東以外では北海道に1社あるくらい。これは関東から北海道開拓に移住した人が建てたものだろう。ともあれめちゃめちゃ関東ローカルな神様である。総本宮=大宮、は埼玉の大宮にある氷川神社。氷川の由来は、出雲の斐川から。武蔵国造をはじめとする武蔵開拓の一族の出身が出雲であったのだろう。ちなみに、大宮氷川神社と出雲大社の宮司さん、ともに千さんと言うらしい。
狭山公園
堰堤に沿ってある狭山公園を南に下る。堰堤あたりは工事中(2005年8月)。北川(宅部川)を渡る。この川は、多摩湖の余水を逃がす水路。階段状になっているのは水流の勢いを抑えるためのもの。12段ある、と言う。水路にかかる橋を滝見橋というのは、その流れが滝のように見えたから、とか。最近は、水はながれていないようである。
滝見橋の南に「たっちゃん池」。多摩湖が出来る前からあった溜池を、貯水池の工事のときに農業用貯水池としたもの。池の南西の湿地からの湧水が水源となっていう、ようだ。
この狭山公園。いい公園というか林、というか森。樹林、湧水池。本当に素敵な自然林。気持ちよく歩く。心地よい森の香り(フィトンチッドって言うらしい)。 ところで、いつも気になるのだけれど、森と林って明確な違いがあるのだろうか?林=生やす、で人の手が入ったもの、森=盛る、で自然の力で盛り上がっている、自然に生えているのが森、といった解釈もあるが、どうも我々は森も林も区別せずに使っている、といった説が一番納得。これからも森といったり林といったり、そのときの気分次第で使い分けていく。
多摩湖周遊道路
狭山公園を抜け、一般道へ。多摩湖周遊路。サイクリング道路にもなっている。石神井川散歩のときに出会った「馬の背」、あの狭山・境緑道にあったサイクリング道路がこの道に連絡している、と言う。周遊路をひたすら歩く。湖の周囲の緑地は東京都水道局の水源保護林となっており、立ち入り禁止。湖を覗うことはできない。飲みものの自販機がない。どこにでもあると高をくくっていたのだが、歩けど歩けどなにもない。正確には後ででてくる鹿島台まで途中1箇所だけあったのだが、タイミングを逃してしまった。いや、きつかった。
狭山緑地
湖畔地区の住宅街が切れたころ、ちょっとした森が道路左手に現れた。狭山緑地。森の散歩と水の補給もかね、雑木林を下に降りる。蔵敷・芋窪地区。名前から 言っても、古くからの集落の、よう。芋窪地区は多摩湖の工事によって移転した集落もある、と言う。水分補給し、再び丘を登り多摩湖周遊路へ。
鹿島橋
鹿島橋に進む。多摩湖は村山上貯水池と村山下貯水池に分かれている。 この鹿島橋地点が多摩湖の上貯水池と下貯水池を分けている道路・多摩湖上堰堤 の南側になる。鹿島橋は、多摩湖の上貯水池と下貯水池を分けている道路の上に架かる自転車・歩行者専用橋。全長160m。
西武多摩湖線西武遊園地駅
多摩湖一周とも思ったのだが、そろそろ日暮れ。少々出発が遅かった。ここで撤収決定。多摩湖周遊路から離れ、堰堤の上を通り北岸に。北岸の多摩湖周遊路を西武球場、西武山口線の一種の「モノレール」を左に見ながら、西部山口線遊園地西、西武遊園地を経由してスタート地点の西武多摩湖線西武遊園地に。今回の予 定終了。
道すがら氷川神社。いやはや武蔵の地を歩いていると、至る所で氷川神社が現れる。出身地の愛媛などであまり聞いたこともなく、唯一「氷川」というキーワードで知っていることといえば、勝海舟の書『氷川清話』くらい、であった。調べてみた。氷川神社は関東一円に220社ほどある。関東以外では北海道に1社あるくらい。これは関東から北海道開拓に移住した人が建てたものだろう。ともあれめちゃめちゃ関東ローカルな神様である。総本宮=大宮、は埼玉の大宮にある氷川神社。氷川の由来は、出雲の斐川から。武蔵国造をはじめとする武蔵開拓の一族の出身が出雲であったのだろう。ちなみに、大宮氷川神社と出雲大社の宮司さん、ともに千さんと言うらしい。
狭山公園
堰堤に沿ってある狭山公園を南に下る。堰堤あたりは工事中(2005年8月)。北川(宅部川)を渡る。この川は、多摩湖の余水を逃がす水路。階段状になっているのは水流の勢いを抑えるためのもの。12段ある、と言う。水路にかかる橋を滝見橋というのは、その流れが滝のように見えたから、とか。最近は、水はながれていないようである。
滝見橋の南に「たっちゃん池」。多摩湖が出来る前からあった溜池を、貯水池の工事のときに農業用貯水池としたもの。池の南西の湿地からの湧水が水源となっていう、ようだ。
この狭山公園。いい公園というか林、というか森。樹林、湧水池。本当に素敵な自然林。気持ちよく歩く。心地よい森の香り(フィトンチッドって言うらしい)。 ところで、いつも気になるのだけれど、森と林って明確な違いがあるのだろうか?林=生やす、で人の手が入ったもの、森=盛る、で自然の力で盛り上がっている、自然に生えているのが森、といった解釈もあるが、どうも我々は森も林も区別せずに使っている、といった説が一番納得。これからも森といったり林といったり、そのときの気分次第で使い分けていく。
多摩湖周遊道路
狭山公園を抜け、一般道へ。多摩湖周遊路。サイクリング道路にもなっている。石神井川散歩のときに出会った「馬の背」、あの狭山・境緑道にあったサイクリング道路がこの道に連絡している、と言う。周遊路をひたすら歩く。湖の周囲の緑地は東京都水道局の水源保護林となっており、立ち入り禁止。湖を覗うことはできない。飲みものの自販機がない。どこにでもあると高をくくっていたのだが、歩けど歩けどなにもない。正確には後ででてくる鹿島台まで途中1箇所だけあったのだが、タイミングを逃してしまった。いや、きつかった。
狭山緑地
湖畔地区の住宅街が切れたころ、ちょっとした森が道路左手に現れた。狭山緑地。森の散歩と水の補給もかね、雑木林を下に降りる。蔵敷・芋窪地区。名前から 言っても、古くからの集落の、よう。芋窪地区は多摩湖の工事によって移転した集落もある、と言う。水分補給し、再び丘を登り多摩湖周遊路へ。
鹿島橋
鹿島橋に進む。多摩湖は村山上貯水池と村山下貯水池に分かれている。 この鹿島橋地点が多摩湖の上貯水池と下貯水池を分けている道路・多摩湖上堰堤 の南側になる。鹿島橋は、多摩湖の上貯水池と下貯水池を分けている道路の上に架かる自転車・歩行者専用橋。全長160m。
西武多摩湖線西武遊園地駅
多摩湖一周とも思ったのだが、そろそろ日暮れ。少々出発が遅かった。ここで撤収決定。多摩湖周遊路から離れ、堰堤の上を通り北岸に。北岸の多摩湖周遊路を西武球場、西武山口線の一種の「モノレール」を左に見ながら、西部山口線遊園地西、西武遊園地を経由してスタート地点の西武多摩湖線西武遊園地に。今回の予 定終了。
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